教皇:戦争に苦しむすべての人々のために祈り続けよう
教皇レオ14世は、7月26日(日)、ローマ近郊カステルガンドルフォでお告げの祈りを唱えられた。
この集いで、教皇は、前日25日、レバノンで列福されたエリア・ホアイエク総大司教(レバノン1843-1931)について紹介された。
福者エリア・ホアイエクは、マロン典礼カトリック教会のアンティオキア総大司教を1899年から、帰天した1931年まで務め、聖家族マロン派修道女会を創立した。
教皇は、並外れた献身と司牧的センスをもって30年以上にわたりマロン典礼カトリック教会を率いた同総大司教を「対話と希望の人」として示され、教会、社会、政治の各分野で輝かしい指針となり、「偉大なるレバノンの父」と称されたその司牧者としての姿を思い起こされた。
レオ14世は、新福者の祈りと執り成しが、世界中のマロン典礼の信徒たちを常に支え、深く愛するレバノンのすべての人々に平和の恵みをもたらすようにと祈られた。
この後、思いを聖地や中東に向けられた教皇は、聖地での暴力が長引き、激化しつつある状況を懸念。特に最近、ヨルダン川西岸地区とガザ地区で多くの民間人が犠牲になっていることを憂慮された。
教皇は、すべての人間の尊厳と権利の平等に基づく公正な政治的解決への交渉に立ち返り、新たな軍事行動や偏った決断、中でもあらゆる宗教の聖地の尊重と現状維持を害する決定を拒むよう切に訴えられた。
同様に、教皇は、軍事行動の激化による暴力と破壊が無数の民間人のいのちを脅かし、飲料水や電力の不足を深刻化させている中東全域の状況をめぐり、アピールを新たにされた。
そして、関係するすべての当事者に向け、攻撃を停止し、対話と外交の場を速やかに再開させ、地域全体が希求する平和を一刻も早く実現することを心から願われた。
教皇は、世界中で戦争のために苦しむすべての人々のため祈り続けるよう招きながら、主が責任者たちの心に触れ、それを照らすことで、和解と平和が早く訪れるよう祈られた。
この日、教皇はこのところフランスおよびスペイン各地で発生した大規模な火災の被災者・救助隊員らに見舞いと励ましをおくられ、すべての信者に祈りを呼びかけられた。
さらに、教皇は、同日記念された、カトリック教会の第6回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」(日本の教会では、9月20日に記念)に触れ、高齢者を教会や社会にとっての賜物として主に感謝し、その貴重な役割を敬い、重んじ、常に適切な配慮と支援を保障できるようにと、呼びかけられた。