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教皇レオ14世による、2025年7月13日のお告げの祈り カステルガンドルフォ 教皇レオ14世による、2025年7月13日のお告げの祈り カステルガンドルフォ  (ANSA)

「イエスは神と人に対する真の愛の啓示」教皇、お告げの祈りで

教皇レオ14世は、7月13日、カステルガンドルフォで、日曜正午の祈りの集いを行われた。

 教皇レオ14世は、7月13日(日)、滞在先のローマ郊外カステルガンドルフォで、お告げの祈りの集いを持たれた。

 この朝、カステルガンドルフォの広場の一角にある「ヴィラノヴァの聖トマ(サン・トンマーソ・ダ・ヴィラノーヴァ)教会」でミサを捧げられた教皇は、ミサの終了後、すずなりの信者たちの間を横切り、広場正面の教皇宮殿へと歩まれた。

 レオ14世は、教皇宮殿の開け放たれた扉の前に立たれ、まず祈りに先立つ説教を行われた。

 次いで、お告げの祈りを唱えられた教皇は、カステルガンドルフォの住民や遠くから訪れた熱心な信者たちに祝福と挨拶をおくられた。

 教皇レオ14世の2025年7月13日のお告げの祈りの説教は以下のとおり。

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 今日の福音は、イエスに向けられた美しい問いから始まります。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」 (ルカ10,25)。この言葉は、わたしたちの人生の不変の願望を表しています。それは救いへの願い、すなわち破綻や悪や死から解放された人生への願望です。

 人の心が渇望するものは、「受け継ぐべき」財産として表現されます。それは、力づくで征服するものでも、しもべとして乞い願うものでも、契約を通して獲得するものでもありません。神だけが与えられる永遠のいのちは、父から子へと受け継がれるもののように、神から人へと伝えられます。

 それゆえに、わたしたちの問いに対し、イエスは、神の賜物を受け取るためには、神の御旨を受け入れねばならないと答えられるのです。それは律法に次のように記されるとおりです。「心を尽くし、あなたの神である主を愛し」、また「隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ10,27、参照 申命記6,5、レビ記19,18)。こうして、わたしたちは御父の愛に応えることができます。実際、神の御旨とは、御子イエスを通し、神がわたしたちをご自身のすべてをもって愛しながら、わたしたちに対し最初に与えられるいのちの掟です。

 兄弟姉妹の皆さん、イエスを見つめましょう。イエスは、神に対する真の愛と、人間に対する真の愛の啓示です。それは、自らを与え、所有しない愛、人を赦し、要求しない愛、人を救い、決して見捨てない愛です。キリストにおいて、神はすべての人の隣人になられました。それゆえ、わたしたち一人ひとりは、人生で出会う人々の隣人となることができ、またそうでなくてはなりません。世の救い主、イエスに倣い、わたしたちもまた、なぐさめと希望を、特に気を落とし失望している人たちに、もたらすよう招かれています。

 永遠のいのちを得るためには、死を考えないふりをするよりは、いのちに仕えるべきです。すなわち、わたしたちが共に生きる時間の中で、他者の存在を思いやることです。これこそが最も高き掟であり、あらゆる社会的規範に先立ち、それらに意味を与えるものです。

 わたしたちが神の御旨を心に受け入れられるよう、いつくしみの御母、おとめマリアにお願いしましょう。神の御旨とは常に、わたしたちが日々平和を築く者となるために、愛と救いを願われる御心です。

教皇レオ14世 2025年7月13日 カステルガンドルフォ
教皇レオ14世 2025年7月13日 カステルガンドルフォ   (ANSA)
13 7月 2025, 18:28

お告げの祈り(アンジェルスの祈り)は、神の御子の受肉の永遠の神秘を思い起こす祈りです。この祈りは、朝の6時、正午、夕方18時頃の3回唱えられ、その時には、お告げの鐘が鳴らされます。アンジェルスの祈りと呼ばれるのは、ラテン語におけるこの祈りの冒頭の部分、– Angelus Domini nuntiavit Mariae – から採られています。この祈りは、イエス・キリストの受肉について語る3つの簡潔な本文と、3回のアヴェ・マリアの祈りからなります。お告げの祈りは、教皇によって、バチカンの聖ペトロ広場で、日曜日とカトリック典礼暦の祭日の正午に唱えられます。祈りの前に、教皇はその日の聖書朗読箇所などを観想する短い説教を行います、祈りの後には、巡礼者たちへの挨拶が続きます。
復活祭から聖霊降臨までは、お告げの祈りの代わりにアレルヤの祈りが唱えられます。これはイエス・キリストの復活を思い起こす祈りで、祈りの終わりには栄唱(グロリア)を3回唱えます。

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