社会に橋を架ける教会を求めて:教皇と貧しい人々の昼食会

カステルガンドルフォの教皇離宮の庭園で、教皇レオ14世と貧しい人々の昼食会が開かれた。

 ローマ近郊カステルガンドルフォの教皇離宮の庭園で、7月11日、教皇レオ14世と貧しい人々の昼食会が開かれた。

 教皇滞在中のカステルガンドルフォで開かれるこの昼食会は昨年に続くもので、今年は

ラウダート・シ高等教育センターと、教皇庁支援援助省、ローマ教区の協力で、同教区の支援を受けている人々、子どもたち35人を含む200人が招待され、ミサや庭園内の「ボルゴ・ラウダート・シ」の見学に参加し、教皇と一緒にテーブルを囲むひと時を過ごした。

 この日、カステルガンドルフォの離宮庭園内の「ボルゴ・ラウダート・シ」を縁取る並木に沿って、長くテーブルが並べられた。

 参加者らは涼しい木陰の食卓で、ボランティアの人々の給仕を受けながら、伝統的なイタリア料理を、前菜からデザートまで味わった。

 教皇は、食事前の祈りに先立ち、参加者への歓迎の言葉を述べられた。

 その冒頭で教皇は、「わたしはスピーチ原稿を抱えずに、しかし飢えを抱えてやって来ました。その飢えは、正義への飢え、真の慈愛への飢え、扉を開け、すべての人を温かく迎え、受け入れることを真に知る教会に対する飢えです。それは、すべての人への愛に満ち、誰も敵対せず、誰もが和解と、ゆるし、平和を実践できる場でなくてはなりません」と語りかけられた。

 「教皇」に付随する様々な称号の中でも、特に『ポンティフ』、すなわち「橋を架ける者」というタイトルを取り上げたレオ14世は、「今日、わたしたちもまた、皆さんやご家族との間に、そしてわたしたちが暮らしたいと願う社会、正義のもとにある社会、世界に今なお存在する貧困や不正義の原因が取り除かれる社会との間に、橋を架けたいと望んでいます。それこそが教会があるべき姿なのです」と述べられた。

 教皇はこの昼食会の企画・運営者らに感謝を表しつつ、「皆が集い、テーブルを囲むという精神を体験する時、− そこはイエスもわたしたちと共におられる唯一の食卓ですが −  、わたしたちはこれまでとは異なる世界、希望に満ちた世界、そしてこの世の光となる世界を真に築いているのです」と強調。

 「この世界は、まさに暴力や、憎しみ、差別によって何度も打ち壊されています。力を合わせ、正義、平和、愛という、教会のこの体験を常に探し求めていきましょう」と呼びかけられた。

 そして、教皇は皆の上に、また多くの支援者の寛大さを通して分かち合う食事の上に神の祝福を願うと同時に、すべての家庭や、試練と苦しみの中にある人々に、平安と、ゆるし、和解があるよう祈られた。

 教皇はご自分の席につかれる前に、この日昼食を共にする人々の間を歩まれ、温かく言葉を交わされた。



 

 

11 7月 2026, 18:02