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スペイン:教皇、マドリードの支援施設を訪問

スペイン訪問初日、教皇レオ14世は、マドリード郊外の支援センター「Cedia 24 Horas」を訪れた。

 教皇レオ14世は、スペイン訪問初日、6月6日(土)、マドリードの王宮で国王夫妻や各界代表との出会いを持たれた後、同市郊外の支援施設に赴かれた。

 教皇が訪れた「Cedia (Centro de Encuentro y Acogida )24 Horas」は、カトリック・マドリード大司教区のカリタスが運営する支援センターで、その名が示すとおり「出会いと受け入れ」を目的に、年中無休24時間体制で、社会的に弱い立場に置かれた人々やホームレスの人々に対する初期支援を主に行なっている。また、こうした緊急支援のほか、自立や復帰を目指すための職業訓練や、個人に沿った支援も提供している。

 教皇は、マドリード大司教ホセ・カボ・カノ枢機卿や施設責任者らの案内のもとセンター内を見学され、被支援者の代表から支援の内容やプロセスについて説明を受けられた。

 中庭で行われた、センターの支援を受けている人々やボランティア会員らとの集いでは、双子を抱いたキューバ出身の女性と、西アフリカからスペインにたどり着いた男性、またボランティア代表者からなる3人が、それぞれのストーリーを語り、教皇はこれらの証言に耳を傾けられた。

 レオ14世は関係者に向けた挨拶で、カボ・カノ枢機卿が述べた「マドリードにいるならば、その人はマドリード人」という言葉のように、自分も今皆さんの間でマドリード人として歓迎され、大きな素晴らしい家族の一員のように感じていると喜びを語り、すべての家族には愛の奇跡が起きるように、特にこの家(センター)では、誰一人見捨てられることがない、と述べられた。

 教皇は、自らの体験と信仰を証言した人々に対し、「皆さんの証しは、無数の母親や、子どもたち、大人たち、ボランティアの人々、多くの兄弟姉妹たちがたくさんのストーリーと共に暮らす、一つの壮大な眺めに開く窓」であると話された。

 そして、「その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう」(ヨハネ21,25)と福音記者聖ヨハネが言うように、これらのストーリーの中で「イエスのなさったこと」(同)は続いていくだろう、と語られた。

 今回のスペイン訪問のモットー、「目を上げて」(ヨハネ4,35)を示された教皇は、色づいて刈り入れを待つ畑を見つめるように招くイエスのこの言葉は、慈愛の業には遅れがゆるされないことを思い出させる、と指摘。

 麦が熟した時に刈り入れなければ、収穫は無駄になってしまう。困窮した人々を前に、それはわたしたちの責任である、と話された。

 キリスト者も、世俗的なイデオロギーや政治的・経済的な動向に感化され、不当な一般化や、誤った結論に導かれることがある、と教皇は述べつつ、慈愛の実践が一部の人々の執着であり、教会の使命の熱い中核をなすものではないかのように、軽蔑や嘲笑を受けている状況に対し、福音を常に読み返し、それを世俗的なメンタリティーと取り代えるリスクを冒さない必要を強調。

 福音からほとばしり、あらゆる時代を豊かにする教会の生きた流れに留まりたいのならば、貧しい人々を忘れることは決してできない、と、使徒的回勅『デレクシー・テ(邦題:わたしはあなたを愛している)』を引用しつつ説かれた。

 教皇はすべての人々とセンターの仕事を聖母に託すと共に、マリアの普遍的な母性の精神が、ますます信仰の叫びに力を与えることを祈られた。

 同センターでの集いの後、教皇は主の磔刑教会を訪れ、マドリード大司教区のいくつかの社会団体の代表者らに挨拶と祝福をおくられた。

07 6月 2026, 09:21