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枢機卿会議で言葉を述べる教皇レオ14世 2026年6月26日 バチカン・パウロ6世ホール 枢機卿会議で言葉を述べる教皇レオ14世 2026年6月26日 バチカン・パウロ6世ホール  (@Vatican Media)

教皇、枢機卿団の兄弟としての支え望む、会議導入の言葉で

教皇レオ14世の招集による二回目の臨時枢機卿会議が、バチカンで6月26日と27日の両日に開催された。教皇は、その初日、会議への導入となる講話を行われた。

 使徒聖ペトロ・聖パウロの祭日(6月29日)を前に、教皇レオ14世が招集した二回目の臨時枢機卿会議が、バチカンで6月26日より2日間の日程で開かれた。

 会議初日の26日朝、聖ペトロ大聖堂で教皇と枢機卿団によるミサが捧げられた。

 この後、パウロ6世ホールで、臨時枢機卿会議の第1セッションが行われた。

 同セッションには、178人の枢機卿が出席、グループに分かれ、それぞれのテーブルを囲んだ。その内訳は、有権の(コンクラーベにおける選挙権を持つ80歳未満の)教区司教たちに、教区長または教皇大使を引退したやはり80歳未満の枢機卿たちを加えた8つのグループと、教皇庁で働く有権枢機卿たちと、非有権枢機卿(コンクラーベにおける選挙権を持たない80歳以上の枢機卿)からなる10のグループより構成された。

 聖歌「ヴェニクレアトール・スピリトゥス」(創造主なる聖霊よ、来り給え)を合唱した後、この第1セッションの司会を務めるボゴタ(コロンビア)大司教ルイス・ホセ・ルエダ・アパリシオ枢機卿が開会を告げ、枢機卿団主席のジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿がそれにあたって挨拶を述べた。

 これに続き、教皇レオ14世は、会議への導入となる講話を行われた。

 レオ14世は、自身が初めて招集した今年1月の臨時枢機卿会議の席で、これらの会合が、「教会のために共に働く」ことをいっそう学び、「宣教と教会全体への奉仕において教皇を助ける対話」を継続するのに役立つ機会となるよう願ったことを思い起こしながら、「これが枢機卿団に託された最も重要な責任の一つであるとの認識を保っている」と話された。

 教皇は続いて、この枢機卿会議の4つの各セッションで討議される、4つのテーマを確認。

 まず第一に、「わたしたちはどのような世界で福音を告げるように召されているのか」を観想するように招き、何をすべきかを自らに問う前に、現実を前に立ち止まり、信仰の眼差しで現実を見つめ、兄弟姉妹の声に耳を傾けることが必要、と話された。

 第二のテーマ「力の文化と愛の文明についての考察」をめぐり、教皇は枢機卿たちの多くが、戦争、暴力、社会的もしくは宗教的な分断に苦しむ国々から来ている事実に言及。誰もが、様々な形の紛争、抑圧、分裂から免れ得ない今日、このテーマをすべての人に関わるもの、あらゆる状況において教会の使命に問いかけるものとして示された。

 回勅『マニフィカ・フマニタス』は、この時代を読み解くための貴重な鍵を与えるもの、と述べた教皇は、同回勅がそれぞれの地方の教会でどのように受け止められ、どのような問いを提起し、どのような視点を開き、どのような行動を示唆しているのかを傾聴したいと語られた。

 第3セッションでも、『マニフィカ・フマニタス』についての考察を深めながら、共通善の構築のために教会が提供できる貢献について考えたい、と教皇は述べた。

 そして、最後のセッションについて、教皇はシノドス的実践の歩みを念頭に、新たなテーマを展開することなく、これまでのセッションで分かち合ってきた事柄をまとめ、関連づける場としたいと話された。

  教皇は、今回の枢機卿会議で取り上げる、世界への眼差し、平和、共通善、シノダリティといった、これらすべてのテーマは、「今日の教会が、より忠実に、より自由に、より説得力をもって福音を宣べ伝えるために、わたしたちはどのように貢献できるか」という一つの問いに集約される、と指摘。

 互いの声に耳を傾け、責任を分かち合い、様々な教会における聖霊の働きを認識することで、自分たちの働き方をより良いものにするだけでなく、今日の人々と出会い、福音の喜びをいっそう証しできる教会へと成長する、と説かれた。

 こうした中、教皇は、「主がわたしに託された務めは、わたし一人では果たすことができない。皆さんの経験、司牧的な知恵、皆さんに託された教会と民についての知識が必要である。聖霊が今日教会に何を語りかけているのかを識別するために、皆さんの助けに信頼している。わたしは皆さんの力強い、明確な、公の支えを必要とし、皆さんからの兄弟としての支えを感じたい」と願われた。

 レオ14世の講話を受け、ルエダ・アパリシオ枢機卿は、枢機卿たちの支えを求める教皇の願いを強調。枢機卿団は、信仰と喜びをもって、いつでも協力する用意があることを約束した。

 そして、同枢機卿は第1セッション「わたしたちはどのような世界で福音を告げるように召されているのか」について短く説明。

 続いて、クラクフ大司教、グジェゴシュ・リシュ枢機卿がその黙想を通して、「今日の人々や教会共同体に広がる、苦しみ、緊張、問い」や「希望のしるし、福音への忠実、共通の理解のもとに導かれる和解の可能性」をめぐる各グループの考察への導入を行った。

 長い沈黙の祈りの後、枢機卿たちはグループに分かれ、それぞれ定められた方法に従って意見を交換した。

27 6月 2026, 09:24