モナコを連帯の工房、希望の窓に、教皇、若者との集いで
教皇レオ14世は、3月28日、訪問したモナコ公国で、青少年たちと交流された。
教皇と若者たちとの集いは、モナコの保護聖人、聖デヴォートに捧げた教会前で、喜びと活気あふれる雰囲気の中で行われた。
この中では、青少年の代表らが教皇への挨拶と共に、人生や信仰をめぐる思いや問いを述べた。
レオ14世はこうした問いかけに答える形で、若者たちに言葉をおくられた。
教皇は、コルシカ出身のおとめ殉教者、聖デヴォートの、迫害者の暴力を前にしても揺るがない勇気ある信仰の証しと、その遺体がモナコの海岸にもたらされた摂理に思いをはせられた。
迫害者らは聖デヴォートを完全に亡き者とし、その記憶をすべて消し去ろうとしたが、聖デヴォートの犠牲は平和と愛の福音のメッセージをかえって広めることになった。それは、一見悪が善に勝るように見えても、実際には善は悪よりも強いという事実をわたしたちに改めて考えさせるもの、と教皇は話した。
同時に教皇は、信仰の証しは、われわれの想像や可能性をはるかに超え、遠く離れた人々の心に届き、その心を養う種となることに気づかせてくれる、と語られた。
教皇は、この教会で、最近、殉教者聖デヴォートと共に、イエスを愛し、最後までキリストとの友情に忠実であったもう一人の若者、聖カルロ・アクティスが記念されるようになったことに触れ、この二人の聖人を模範とし、そこから勇気を汲み取るよう、若者たちに助言された。
レオ14世は、性急で新しいものを追求し、絆を持たず流動する、絶え間ない変化への強迫的欲求に特徴づけられた今日の様相を見つめつつ、人生に確固たる基盤を与えるのは愛であり、それは第一に神の愛、そして相互の愛である、と述べた。
物質的ではかないものごとや、ソーシャルネットワーク等による仮想の承認などを心の扉から取り除き、恵みの健全で酸素あふれる空気が再び心を満たし活力をもたらすように、また、聖霊の力強い風がわたしたちの存在の帆をみなぎらせ、真の幸福へと押し進めてくれるようにと願われた。
モナコは美しい国であるが、真の美しさはあなた自身の中にある、とレオ14世は強調。それは、都市の光の間に、あなたの目が苦しむ人々や誰からも気づかれない人々を見つめることができる時だ、と話された。
神と兄弟姉妹のために、時間やエネルギー、すべてを捧げることを恐れてはならない、と教皇は述べ、主のため、人々のために、自分を完全に捧げることによってのみ、人生に新たな喜びとより深い意義を常に見出すことができるだろう、と説かれた。
モナコは小さな国であるが、連帯の偉大な工房、希望の窓となりうると指摘された教皇は、仕事の選択や、社会・政治活動に福音を反映し、声なき人々に声を与え、思いやりの文化を広めるようにと呼びかけられた。
そして、すべてを神への贈り物とし、すべてを使命として生きることで、皆さんはキリストにおいて互いに友となり、人生の旅路の誠実な仲間となることができるだろう、と若者たちを励まされた。
