教皇:主イエスだけがもたらす真の平和と喜び
教皇レオ14世は、1月2日、米国で行われたカトリック信者たちの大会にビデオを通しメッセージを述べられた。
レオ14世がビデオメッセージをおくられたのは、オハイオ州コロンバス、コロラド州デンバー、テキサス州フォートワースで、1月1日から5日まで同時開催されている「Conferenze SEEK26」の参加者たち。
同イベントは、祈り、聖体礼拝、秘跡、講演等を通して、キリストと出会い、真の共同体の中で成長し、信仰において変容することを目的としたカトリック信者の集いで、特に若者や成人を対象としている。
教皇はこのビデオメッセージで、特にヨハネ福音書1章に記される、洗礼者ヨハネの弟子アンデレとその兄弟シモン・ペトロのイエスとの出会いの場面を取り上げ、参加者たち自身とイエスとの出会いを励まされた。
洗礼者ヨハネの弟子の一人、アンデレは、ヨハネがイエスを指して「神の子羊だ」と言うのを聞いて、もう一人の弟子と一緒に、すぐにイエスに従った。(参照 ヨハネ1,36)。イエスは振り返り、彼らが従って来るのを見て、「何を求めているのか」(同1,38)と言われた。
教皇は、イエスが彼らにこの問いを投げかけたのは、彼らの心をご存じだったからであり、彼らの心は良い意味で落ち着くことなく、普通の日常に満足せずに、神に心を開き、意味を見出したいと強く願っていたからである、と指摘。
今日、イエスは、皆さん一人ひとりに同じ質問を投げかけている、と教皇は参加者たちに語りながら、なぜ皆さんはこの大会に参加しているのか、おそらく皆さんの心も落ち着かず、人生の意味や方向性を求めているのではないか、と問われた。
そして、その答えは唯一の人、すなわちイエスの中にのみ見出される、主イエスだけがわたしたちに真の平和と喜びをもたらし、わたしたち一人ひとりの最も深い願いを叶えてくださる、と話された。
教皇はまた、弟子たちが、イエスのことを「神の子羊」であると聞くだけでは満足せず、「どこに泊まっておられるのですか」と尋ね、イエスと共に過ごすことで、イエスを個人的に知ろうとしたことにも注目。二人の弟子たちとイエスの最初の出会いは、わずかな時間ではあったが、それは彼らの人生を永遠に変えた、と話された。
イエスと出会った後のアンデレが最初にしたこと、それは自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシアに出会った」(同1,41)と告げること、すなわち「わたしたちが探していた方を見つけた」と知らせることであった、と教皇は振り返った。
イエスに出会った後、アンデレが自分の体験を兄弟シモンと分かち合わずにはいられなかったように、宣教の熱意はキリストとの出会いから、自分がそこで受けたものを他の人々と分かち合いたいとの願いから生まれる、と述べた教皇は、この同じ宣教の熱意に駆られ、主との真の出会いから受けた喜びを、周囲の人々と分かち合って欲しい、と参加者らに願われた。
教皇は、主が自分に何をお望みなのかを、恐れず尋ねるようにと皆に勧めつつ、それが司祭や修道者への召命であっても、また家庭生活への召命であっても、主があなたを呼んでいると感じたら、それを恐れないように、と助言。
あなたの心の最も深くに隠された願いと、真の充満へと導く道は、主だけが知っておられる、主によって導かれ、主にゆだねるようにと信者たちを勇気づけられた。
