教皇「それぞれが自分の役割を果たすことで神に賛美を捧げる」
教皇レオ14世は、12月22日、降誕祭を前に、バチカン職員とその家族らとお会いになった。
この朝、枢機卿ら高位聖職者や、教皇庁諸機関の責任者らと降誕祭の挨拶を交換された教皇は、続いてバチカン職員たちとの集いを持たれた。
パウロ6世ホールで行われたこの出会いには、バチカン市国と教皇庁の職員と、大勢の子どもたちをはじめとする家族らが参加、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
教皇レオ14世は、ご自身にとって最初となる、職員たちとの最初の降誕祭前の集いを喜ばれた。
「今日は仕事について話すべきではありませんが」と教皇はユーモアをもって前置きしつつ、この機会に職員ら一人ひとりの日頃の仕事に感謝を表明。そして、様々な組織や職種によって構成されるバチカンを大きなモザイクにたとえながら、今後、少しずつ、これらのいろいろな職場を訪問したい、と話された。
「降誕祭を目前にした日々を、わたしたちはプレゼピオの前で過ごしています」と述べた教皇は、プレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)において、人々はしばしば想像力をもって、馬小屋の周りに、福音書のエピソード中の主役である羊飼いは当然のこと、鍛治職人や、宿屋の主人、洗濯をする人、研ぎ職人、など、日常生活を描き出す多くの登場人物を登場させてきた、と語られた。
これらは昔ながらの職業で、中には今はもう見られないものや、完全に様変わりしたものもある、と教皇は指摘しつつ、しかし、それらはキリストの降誕の場面の中でその意味を保ち続け、わたしたちのあらゆる活動、日々の営みが、イエス・キリストを中心とする神のご計画の中でこそ、その完全な意味を獲得できることをわたしたちに思い出させている、と話された。
飼い葉桶に寝かされた幼子イエスは、あらゆるもの、すべての人を祝福しているかのようであり、その穏やかで謙遜な存在は、神のいつくしみをあらゆる場所に広げている、と教皇はプレゼピオの中の幼子イエスを観想。
一方で、マリアとヨセフが幼子を拝み、羊飼いたちが驚きに満ちて近づく中、他の登場人物たちは日常生活を続け、中心的な出来事から外れているように見えるが、しかし、そうではなく、実際には、それぞれが自分の置かれた場所で、自分のすべきこと、つまり自分の仕事をしながら、ありのままの姿でこの出来事に参加している、と教皇は説かれた。
そして、教皇は、バチカンにおける毎日の仕事においても、同様に、一人ひとりが自分の役割を果たし、それを誠実に、熱心に遂行することで、神に賛美を捧げている、と強調。
時には、仕事に追われ、神や教会について考える余裕がないことがあっても、献身的に働き、最善を尽くそうと努めること、そして、特に信徒にとっては、家族や子どもたちへの愛をもって働くことそのものが、主への栄光となる、と話された。
教皇は、イエスの降誕から、簡素で謙虚な生き方を学ぶよう招かれた。
職員の家族、特にお年寄りや病者のためにご自身の祈りを約束し、イエスがもたらす喜びと平安に満ちた聖なるクリスマスを願いながら、教皇は一同に祝福をおくられた。
