レオ14世、前教皇および最近亡くなった枢機卿・司教を追悼
教皇レオ14世は、今年4月に帰天した前教皇フランシスコと、この一年間に亡くなった枢機卿・大司教・司教たちをミサの中で追悼された。
カトリック教会は、伝統的に一年の中で11月を死者のために捧げる。
典礼暦の「死者の日」の翌日、11月3日、教皇レオ14世は、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを司式された。
レオ14世はその中で、今年4月21日に帰天された前教皇フランシスコと、この一年間に亡くなった枢機卿8人、大司教・司教たち134人を追悼された。
説教で教皇は、ミサ中に朗読されたルカ福音書の「エマオの弟子たち」のエピソード(ルカ24,13-35)を、キリストの死から、復活されたキリストとの出会いまでを通した、「希望の巡礼」の物語として観想。
イエスが十字架に釘付けにされたその手でパンを取り、賛美の祈りを唱え、それを裂いて弟子たちにお渡しになると、弟子たちの目が開け、彼らの心には信仰が芽生え、その信仰と共に「新たな」希望が萌え出た、と話された。
教皇は、それはこの弟子たちがかつて持っていて、失ってしまった希望ではなく、新たな現実、復活された主からの賜物・恵み、「復活の希望」である、と強調。
今日ミサを捧げている、愛する教皇フランシスコと、枢機卿や司教たちは、この新たな復活の希望を生き、証しし、教えてくれた人々であり、主は彼らを召し出され、賢明さをもって人々を福音の道へと導くために、教会の牧者として選ばれた、と述べられた。
そして、レオ14世は、「神を待ち望め。わたしはなお告白しよう。『御顔こそ、わたしの救い』と」(詩編42,6、42,12)という彼らの霊的な励ましが、この地上で巡礼の旅を続けるわたしたちの祈りの沈黙の中に届くように、と願われた。
03 11月 2025, 18:43
