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教皇レオ14世 2025年8月27日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール 教皇レオ14世 2025年8月27日の一般謁見 バチカン・パウロ6世ホール  (@Vatican Media)

教皇、聖地に和解と平和祈る「人道的権利の完全な尊重を」

教皇レオ14世は、一般謁見の席で、聖地の紛争の終結と全人質の解放を改めて訴えると共に、正教会のエルサレム総主教とカトリック教会のエルサレム・ラテン典礼総大司教による共同声明に一致し、暴力の連鎖を断つようアピールされた。

 教皇レオ14世は、8月27日(水)、バチカンで開かれた一般謁見の後半、聖地での紛争に再び触れられた。

 教皇は、戦争に苦しむ兄弟姉妹たちに寄り添うために、広い呼びかけのもと、先週金曜日に行われた祈りと断食の日に言及。

 この日、紛争の当事者と国際社会に対し、あまりに多くの恐怖と破壊と死をもたらした聖地における紛争の終結を、改めて強く訴えられた。

 そして、教皇は、すべての人質の解放と恒久的な停戦への到達、人道支援のより容易で安全な搬入、人道的権利、特に、民間人保護の義務、集団的処罰・武力の無差別使用・住民の強制移送の禁止の完全な尊重を願われた。

 前日26日、正教会のエルサレム総主教テオフィロス3世と、カトリック教会のエルサレム・ラテン典礼総大司教ピッツァバッラ枢機卿は、聖地の紛争終結と平和を願う共同声明を発表。

 この声明に一致されたレオ14世は、暴力の連鎖に終止符を打ち、戦争を終わらせ、人々の共通善を優先するようにアピールされた。

 教皇は、皆が愛するこの地に和解と平和がもたらされるよう、平和の元后、慰めと希望の源であるマリアに、取り次ぎを祈られた。

27 8月 2025, 12:37