検索

レオ14世、ローマ市からオマージュを受ける

教皇レオ14世は、ローマの聖ヨハネ大聖堂での着座式を行われた日、ローマ市庁舎前で市長と挨拶を交換された。

 教皇レオ14世は、5月25日(日)、ローマ教区の司教座聖堂(カテドラル)である、聖ヨハネ大聖堂での着座式に向かう途中、ローマ市庁舎前で市長と挨拶を交換された。

 ローマ市庁舎がそびえるカンピドリオの丘。丘の上のモニュメンタルな広場と、広場正面へと導くゆったりした石段(コルドナータ・カピトリーナ)は、ミケランジェロによって設計された。

 レオ14世のローマのカテドラルへの着座の日、市庁舎へと続くこの石段のたもとには花が飾られ、その前方にはローマ市の市章をかたどった赤と黄色の絨毯が敷かれた。

 市庁舎前で車から降りた教皇は、ロベルト・グアルティエーリ市長に迎えられ、挨拶を交換された。

 同市長は、レオ14世がローマに示す愛情に感謝を表し、ローマの町もまたその愛に寛大に応えるでしょう、とオマージュを述べた。

 レオ14世は、ローマ教区の司牧者としての務めを公式に開始するにあたり、人々の信仰と社会の善に奉仕するということにおいて、大きな、しかし情熱に満ちた責任を感じていると述べ、これらの使命のためにローマ市と各自の分野において協力していきたいと話された。

 「皆さんと共にわたしはキリスト者であり、皆さんのためにわたしは司教である」という聖アウグスティヌスの言葉を、教皇選出の日と同様に再び引用されたレオ14世は、「ローマ司教という立場に置いて、今日わたしは『皆さんのために、皆さんと共にローマ市民である』と言うことができるでしょう」と述べられた。

 レオ14世は、歴史的・芸術的遺産の豊かさにおいて比類なきローマが、人間的・市民的価値においても、福音から力を得つつ、常に際立つ存在であるようにと願い、ローマの町と市民に教皇祝福をおくられた。

26 5月 2025, 11:08