教皇、人々を一致させる普遍的な言語としての芸術の重要性強調
教皇フランシスコは入院中のため、2月16日のお告げの祈りの集いを行われなかったが、この集いのために用意された言葉をバチカンの広報局を通して公表された。
教皇フランシスコは呼吸器感染症の治療ため、現在ローマのジェメッリ総合病院に入院している。
回復促進のために安静を保つ必要から、教皇は2月16日(日)のお告げの祈りの集いを行われなかったが、この集いのために用意された言葉をバチカンの広報局を通して公表された。
教皇はこの中で、「芸術家と文化界のための聖年」の行事として、世界中から巡礼に訪れたアーティストたち参加のもと、同日バチカンで捧げられたミサに言及。
アーティストたちを対象としたこの聖年の行事は、世界に調和をもたらし、あらゆる戦争の叫びを静めながら、美を広め、人々を一致させる普遍的な言語としての芸術の重要性を思い起こさせるもの、と述べている。
教皇は聖年のイベントに参加したすべてのアーティストたちに向けて、気管支炎の治療で入院しているために、共にいられなかったことを残念に思う気持ちを伝えられた。
同時に、教皇は、イタリアのパルマ教区をはじめ、各地からローマを訪れたすべての巡礼者たちに歓迎の挨拶をおくられた。
教皇は、ウクライナ、パレスチナ、イスラエル、全中東地域、ミャンマー、アフリカのキブ地域、スーダンなどのために、平和を祈り続けてほしいと信者らに願われた。
また、教皇はこの入院の日々に受け取った、様々な人々からの親愛と寄り添い、祈りにお礼を述べられた。
同様に、病院関係者の配慮に感謝を表された教皇は、特に医療従事者らの貴重で大変な仕事を祈りで支えよう、と皆に呼びかけられた。
そして、教皇は、わたしたちが世を救う美を歌い、作り出す者となれるよう、「恵みに満ちた方」マリアの取り次ぎを祈られた。
16 2月 2025, 21:56
